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歯科用レーザーと大口径光ファイバーの開発

歯科で使われているエルビウムレーザーって、何となく格好いいネーミングですね。

前回も書きましたように、歯科用レーザーには色々な種類がありますが、その中でもEr・YAGレーザーというネーミング、けっこう男の子の患者さんに人気です。何故かという、「エルビウム」という部分が、小さなお子様には「エルビーム」というように聞こえるのでしょうか、「かっこイイだろう??」と話すと、「ウン」とうなずいて目を輝かせます。


ではこのEr・YAGレーザーって、いったいどんなものなのでしょうか。いつものように、早速Googleで「歯周治療 Er YAG レーザー」で検索してみましょう。そうしますと、出ました、出ました、「歯周治療・インプラント治療におけるEr:YAGレーザーの使い方」という専門書がアマゾンでも買えるようです。書かれているのは歯科界でも有名な石川烈先生を始めとする先生方です。

アマゾンで著者略歴を見てみると、和泉雄一先生、東京医科歯科大学歯学部附属病院病院長補佐、青木章先生、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科助教(歯周病学分野)、そしてご存知の石川烈先生、元東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授。現東京医科歯科大学名誉教授らの蒼々たるメンバーです。

目次には、歯周治療やインプラント治療におけるレーザーの応用とか、ErYAGレーザーの特性、レーザー照射と生体組織の反応―他のレーザーとの比較などの専門的な内容が並んでいますが、その中でも「伝送系とコンタクトチップ」という項目が目を引きました。
今度は「Er YAG レーザー 伝送系で検索」してみたところ、歯科医師であれば、誰でも知っている最大手メーカーのモリタから出されている「アーウィン」という有名な歯科用レーザー治療機械の開発を担当したフジクラという会社の記事がヒットしました。

旧社名は藤倉電線株式会社という有名な会社で、同社ホームページによれば、

1970年から光ファイバーの取り組みを進めていた当社は、1975年より電電公社と共同開発を行い、1976年にはMCVD法により極低損失ファイバーを開発し、長波長側に超低損失領域があることを発見した。また、1980年には極低OHファイバーを国産自主技術であるVAD法により世界に先駆け開発をし、その広い低損失領域の実現により、現在の波長多重通信へとつながった。
(同社ホームページより引用) http://www.fujikura.co.jp/history/1973.html

とのことだ。光ファイバーの先端企業と歯科界最大手企業のコラボならば、「アーウィン」が売れるのもうなずけますね。当初は800万円だったように記憶しています。
紙面の都合で、伝送系のお話しはまた次の機会にいたしますね。
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テーマ : 歯医者
ジャンル : 心と身体

震災関連死と誤嚥性肺炎を防ぐ

―歯科からのアプローチ―

昨年は3月11日に東日本大震災があり甚大な被害がもたらされました。

多くの犠牲者が出た今回の大震災ですが家屋倒壊による圧死や津波にのまれるといった地震に直接起因する死だけでなく、避難所の寒さや衛生状態の悪さから持病が悪化するなどして亡くなる震災関連死も増えているようです。

1995年の阪神大震災では、6400名を超える死者数の1割以上が震災関連死とされています。避難所などで亡くなる震災関連死の原因で誤嚥性肺炎が注目されたのは阪神大震災のときでした。直接死が5512人で、震災関連死922人のうち24%(223人)が肺炎、そのほとんどが誤嚥性肺炎でした。

誤嚥性肺炎は、加齢や脳血管障害の後遺症で飲み込みやせきをする力が弱くなり、口の中の細菌や食べ物が誤って気管から肺に入って起こります。避難所では水や歯ブラシが不足して口腔ケアが不十分になり誤嚥性肺炎は起こりやすくなります。

20120111c.gif


予防方法として歯磨きが最大の予防になります。歯磨きができない場合はうがいをして下さい。使える水が少ない場合はなるべく小分けにして回数を多くしましょう。
水が無い場合はガーゼなどを人差し指に巻き付け歯の表面の汚れを落として下さい。

また、入れ歯は汚れやすい素材です。入れ歯を清潔にすることを心がけて下さい。食べた後は歯ブラシ、もしくはガーゼなどで拭いて下さい。そして夜は外して寝て下さい。

唾液も誤嚥性肺炎を防いでくれます。細菌を洗い流してくれるだけでなく、殺菌効果もあります。唾液を出す方法としては、あごのエラあたりの少し下側に親指をあて、他の指を耳の前あたりの頬にあてます。ここには唾液のたまっている袋があるので円を描くようにもんでいくと2~3分もすれば次第に唾液が出てきます。

阪神大震災の教訓が生き、新潟県中越沖地震では肺炎による震災関連死は1人だけでした。東日本大震災の一刻も早い復興を願っています。

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口内炎とレーザー治療について考える

口内炎のやっかいな痛みを早期に解消する特効薬、歯科用レーザー治療を知りたい方へ

ボールペンのような形をした器具の先端から緑色の「炭酸ガスレーザー」と呼ばれるレーザー光線と冷却用のエアースプレーを出しながら、歯肉炎やむし歯の治療を行う歯科用レーザー照射器をご存知ですか。実際に治療を受けたことのある方は、恐らく防護用の黄色やオレンジ色のサングラスをつけて治療を受けたのではないでしょうか。


歯科用レーザー治療は、あのイヤなキーンという歯を削るときの不快な音や痛みがほとんどないことや、ある種のレーザーでは虫歯の予防効果があることなどから、大学や総合病院の口腔外科だけでなく、近年では一般歯科治療でも急速に導入が進んでいます。

歯科用レーザーの作用には、消炎、鎮痛、殺菌、消毒、止血などの作用があり、レーザーの種類によっては麻酔効果もあると言われています。

レーザーの種類はかなり多いのですが、その中でも「Nd・YAGレーザー」(ネオジウムヤグレーザー)や「Er・YAGレーザー」(エルビウムヤグレーザー)という歯の硬い部分に対しても効果のあるものと、歯肉などの軟組織に有効な「炭酸ガスレーザー」の3種類が代表的です。

それぞれ一長一短がありますが、これほど急速に歯科の分野に普及してきた理由は、レーザー光を患部に的確に照射することが可能となる光ファイバーの加工技術によるところが大きいと言われています。

どういうことかと言いますと、総合病院や一般医科の臨床現場(治療をおこなう場所や設備)は、比較的小規模であると同時に、口腔内という狭くて暗いエリアのかなり細かな患部に光線を照射しなくてはならないという特殊性があり、レーザー装置本体の可搬性、照射器具の先端部分のフレキシビリティなど、歯科用レーザーとしての要件はかなり厳しく、10年ほど前であれば1装置1000万円もするような高価な装置でした。

それが今では、生産技術の進歩と量産効果により、「夢の歯科治療機械」から「歯科治療になくてはならない装置」、そして「あたりまえの道具」へと普及が進み、先進的にレーザー治療に取り組んでいる歯科医院では、ユニット(治療台)1台ずつレーザー照射器が配置してあるケースも珍しくないようになりました。また最近ではキーンという音のする「タービン」を使わない、あるいは「装備していない」医院も現れてきました。

そして口内炎治療の場合、レーザー照射の鎮痛効果で、麻酔を使わずに歯肉や粘膜の細胞組織を活性化するため治りが早く、従来の口内炎治療のようにステロイド系の軟膏を塗る必要はほとんどなくなりました。

安全性が高く、歯科医師の技術差もあまりないとされる炭酸ガスレーザーの普及が最も期待されるところですが、残念ながらレーザー治療は健康保険が適用されません。炭酸ガスレーザー装置は1台300~400万円と高価なため、健康保険が摘要されない自費診療では医院によって料金が異なりますので、口内炎などのレーザー治療を希望する場合は事前によく治療費を確認してくださいね。

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日本の医療費負担って高いの?!

先進国では原則無料が12カ国

「いざというとき、お金が心配で医者にかかれない」-。全日本民主医療機関連合会が、今年の3月に発表した「2008年国保死亡事例調査」では、国保加入世帯のなかで、経済的理由によって受診が遅れ死にいたったと考えられる事例が、08年の1年間で31件あったと報告されています。急激な経済不況による雇用の破壊や所得の低下で、今後さらに国保料や医療費負担が困難な方の増加が懸念されます。

そもそも日本の窓口負担は、国際的に見ても高い状況にあります。
OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国で見ると、原則無料は12カ国。定額制や低額負担の国を含めると、8割の国がお金の心配がなく医療が保障されています(表)。日本も健康保険本人は1983年まで、70歳以上の高齢者も81年まで無料だったものが、度重なる制度改悪により自己負担は段階的に引き上げられ、今では現役世代や高齢者の一部では3割負担という事態に陥っています。

子どもの医療費を無料化にする自治体は全国的に広がっています。75歳以上の高齢者についても、無料化を実施する自治体も出てきています。しかし、自治体によってバラツキがあるのではなく、国の責任で全国どこでも、お金の心配なく医療を受けられる制度にすべきなのではないでしょうか。


患者窓口負担の国際比較

・原則無料
カナダ、チェコ、デンマーク。ギリシャ、ハンガリー、イタリア 、オランダ、ポーランド、スロバキア、スペイン、トルコ、イギリス

・定額制(少額)
ドイツ、ノルウェー、アイスランド、ニュージーランド、フィンランドポルトガル、アイルランド、スェーデン

・定率制(少額)
オーストラリア(15%)、スイス(10%)、ルクセンブルグ(5%)ベルギー(10~25%)フランス(3割、ただし・補完的な公的保険で負担はほとんどない)

・定率制(高額)
韓国(外来30~55%、入院20%)、日本(一般30%、3歳未満20%)

                      世界の医療制度改革OECD2004編著明石書店2005年発行から作成)

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歯っぴー通信8月号

歯間ブラシを使いこなそう

Q:「歯間ブラシ」の上手な使い方は?

A:歯間ブラシには(SSS)から(L)まで様々なサイズがあります。ご自分の歯ぐきの状態や使いたい部位に合ったサイズを選ぶことが重要です。

歯間ブラシを選ぶ時の目安として、挿入した時に無理(抵抗)なく動かせるサイズを選ぶようにしてください。また、(SSS)サイズが挿入できない時はデンタルフロスを通すようにしてください。

初めて歯間ブラシを使用される方から「1本の歯間ブラシでどのくらい使えますか?」と質問されます。お使いになる部位や頻度によって異なりますので、ブラシの毛先が傷んだりワイヤーが曲がったら早めに交換してください。

また、歯間ブラシが入りにくいところに無理に入れたりワイヤー部分で歯をこすったりすると、歯や歯ぐきが擦り減ってしまうことがあります。自分に合ったサイズの歯間ブラシを正しく使用することが大切です。歯ぐきに炎症がある場合、使用初めの頃に出血することがあります。出血が続くようでしたら歯科医院へご相談ください。

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きゅうりのおからサラダ 4人分

image0805e.jpg


■作りかた
1)おからはフライパンで煎り、水分を飛ばす。
2)きゅうりは板ずりし薄切りにする。
3)玉ねぎはみじん切りにし、ハムは1cm角に切る。
4)1~3をボウルに入れ、塩・こしょうとマヨネーズを加えて和える。
カスの振りかけ(おからを使って添加物無し)
おから200gを油小さじ2でぱらぱらになるまで炒め、別鍋で炒めたみじん切りの人参100g、ニラ80gを合わせ、砂糖大さじ1と薄口しょうゆ大さじ3.5で味付け。

(管理栄養士 西部 典子)

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歯周病のレーザー治療について

今回は歯周病の治療方法の中でも特殊な治療方法である、歯周レーザー治療について考えてみます。

先月の『歯周病治療の費用と健康保険』のコーナーで、歯周治療はレーザー治療や特殊な薬を用いた治療を除いて、全て保険適応内となりますと書きましたが、その保険適用外のレーザー治療というのは、ここ数年、一部の先生方の間で急速に普及してきました。

いつものようにGoogleで「歯周病 レーザー治療」と検索してみると、148000件のヒットです。「歯周病 治療」では154万件、「歯周病 薬」が358万件、「歯周病 外科治療」でも297000件ありますので、まだまだ特殊な治療方法のようですね。

まずGoogleの検索結果のトップに出てくる「日本臨床医療レーザー協会/歯周病のレーザー治療」をクリックしてみます。

そうすると。たしかに色々な情報が掲載してあるのですが、意外にも、協会の所在地の住所とか、代表者などの氏名が見当たらず、少し心配になりました。そこでもう少し調べていくと、最新の治療方法らしいのですが、案外と役立つ情報が少なく、ようやく見つけたのが、朝日新聞系のasahi.com: コラム「健康相談どうしました」の記事でした。
http://www.asahi.com/health/soudan/jhealth/TKY200707280327.html

「レーザー治療のメリットとデメリットを教えてほしい」という、2007/08/20付けの、ちょっと古い記事ですが、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の渡辺久准教授(2007年現在、以下同)が、「最大のメリットは照射した部分が殺菌・消毒されるので治りが早いこと」という回答をされています。

その回答の中で、渡辺先生は「レーザーを歯科の治療に応用するメリットは従来、機械的作用で行っていた処置を光作用で行うことにあります」と説明しています。

「機械的作用を光作用で」、何だそれは??と思われた方々が大半ですよね。

それもそのはず、このasahi.com「健康相談どうしました」の渡辺准教授の記事を詳細に読んでいくと、レーザー治療の歯科における一般的なメリットは詳しく書いてありますが、歯周病治療については、あまり詳しく書いてありませんでした。
簡潔にまとめられた600文字位の解説ですが、そのうちレーザー治療の有用性を述べられているのは50文字程度でした。

全体の文脈からは「レーザー照射の付加価値、照射した部分の殺菌・消毒により病気の治りが早くなる」と肯定的ですが、やはりまだ一部の先生方が取り組まれている発展途上の治療方法のようですね。

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続・歯周病治療の料金について考える

先月の『歯周病治療の費用と健康保険』に引き続き、「歯周病治療は保険が効くか」という質問について考えてみたいと思います。

先日来院された30代のOLの患者さんからのご質問は、先月まで他の歯科医院に通っていましたが、歯肉の精密な検査の結果、かなりひどい歯槽膿漏と診断され、歯と歯茎の間に固まっている歯石をきれいに取り除く治療をするのに保険が効かないといわれましたがどうでしょうか、というご質問でした。

一般的に、歯医者さんの治療で保険が効かないのは「差し歯」とか、最近では「インプラント」のような「歯を入れる治療は保険外」というように思っている患者さんが大半かと思います。
ところが、歯周病の治療やむし歯の治療のような、いわゆる「歯を入れる」という治療方法以外にも保険外の部分があります。

従って、このご質問に対する回答は、「歯周病治療は保険が効く」と単純に答えられない部分があります。
前回も書きましたように、ごく一般的な歯周病の初期治療には、6回に分けて固まった歯石をきれいにする治療を行います。

この治療方法を説明された前記の女性患者さんは、「保険はきかないのですか?」と質問をしたところ、保険では歯肉より上についている歯石しか保険適用されないとの説明を受けたそうです。
この前医の先生の回答は、もしこれだけの説明だけだとしたら保険医療養担当規則という厳しい法律に違反する「虚偽の説明」ということになります。なぜならば「歯肉の下の部分に固まっている歯石を取り除く治療」は、完全に保険適用と明記されているからです。

ただし「もしこれだけの説明だけだとしたら」と断ったのは、場合によっては歯科医師の自由裁量によって、保険適用の治療方法の適応外で、保険給付外治療方法の選択が望ましいと説明した上で、自由診療を行うことは問題ありません。

どういうことかと言いますと、保険医でありながら保険給付可能な診療を拒否する事は保険医療養担当規則違反にあたりますが、「一般には保険給付の対象の治療ではあるが、当院ではその治療方法は行いません」ということは歯科医師の自由裁量ですから、十分な説明を聞いた上で、患者さんの自己責任で当該医療機関での受療を判断する必要があります。

日本における国民皆保険制度は、「患者さんの判断で、どの医療機関を受診することもできる」という、世界にも類を見ない素晴らしい制度です。そのような素晴らしい制度には、当然のように患者さんの側にも「医療機関は自分で判断する」のは自己責任ということでもある訳です。
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