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老化コラーゲン”が多いと骨密度が高くても骨折しやすい

東京慈恵会医科大学
整形外科

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斎藤 充 講師
専門は骨代謝。「骨折リスクの評価は①骨密度低下型②骨質劣化化型③低骨密度+骨質劣化型の3タイプに分けて考えることが重要になってきました。」

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骨の強さを知る指標として、これまでは「骨密度」が重視されてきた。骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分を測る検査だが、これだけでは将来の骨折リスクを正しく予測できないことが最新の研究でわかってきた。そこで今、注目されているのがもう一つの要素「骨質」だ。骨に含まれる[老化コラーゲン]の量を調べて、骨密度だけではわからないリスクを判定する。

コラーゲンは肌の若さを維持する役割を担っているが、実は骨の質の良さを左右する重要な因子であることが最新の研究でわかってきた。「骨のコラーゲンが過剰に老化すると、たとえ骨密度が高くても骨折しやすくなる」こう話すのは、東京慈恵会医科大学整形外科の斎藤充講帥。実際、骨折した高齢者と、健康な高齢者の骨を比較した斎藤講師らの研究で、骨折した人には骨の老化コラーゲンが異常に多いことが確かめられている(下のグラフ)。 老化コラーゲンとは、コラーゲン分子が結合する「架橋」と呼ばれる梁に相当する部分がさびて“悪玉化”した状態だ。

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悪玉架橋を作るのは、人が呼吸で取り入れる酸素の一部が体内で変化してできる活性酸素、肥満やりⅡ型糖尿、高血圧などの生活習憤病を持っている人や、たばこ、アルコールを好む人は活性酸素が多く発生するので、生理的な範囲を超えて悪玉架橋が急増しやすい。その結果、骨質が低上して骨折リスクが高まってしまう」と斎藤講師。太っている糖尿病の人は体重の負荷がかかる分、骨密度は高く保たれるが、老化コラーゲンの蓄積で骨質は低上している。その結果、骨折するケースが意外と多いという。

骨質の低下は悪玉架橋の成分であるベントシジンか、活性酸素過多の指標となるホモシステインというアミノ酸の、どちらかを測れば分かる。

骨質改善のためには、ビタミンB6やB12、葉酸といったビタミンB群の摂取が有効、悪玉架橋を減らす一方、善玉架橋を増やして骨質を改善する作用がある。実際、ホモシステインが多く、骨質が低い高齢者に、B12と葉酸を2年間摂取してもらった研究では、骨密度の改善なしで骨折リスクが80%低下した。

女性の場合、骨質の低下が問題になってくるのは通常、閉経後だが、一日本人の5人に1人は、生まれつきホモシステインがたまりやすい体質なので、40代から予防としてB群のサプリメントをとっておいた方がいい」と斎藤講師。摂取量は表示されている目安量で十分という。

(小林真美子=フリーライター)
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テーマ : 歯医者
ジャンル : 心と身体

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